腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2022
大会長 長谷川 元
埼玉医科大学総合医療センター 腎・高血圧内科学

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて、腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2022は、令和4年3月19日(土)に、日経ホールにて開催される予定でしたが新型コロナウイルス感染症の影響を受け、WEB(オンライン)開催となりました。本フォーラムには、栄養士、医師を中心に毎年多数多職種の皆様ご参加をいただいております。

 近年医学の各領域において、栄養学的視点に基づくアプローチの重要性が再認識され、医療チームの一員としての栄養士の重要性が年々増加しつつあります。腎臓病は以前から栄養学が重要な位置を占めている領域であり、腎炎・ネフローゼ症候群、糖尿病腎症、腎不全、高血圧性腎障害など、食事療法(栄養療法)が薬物療法とともに診療の両輪をなす領域、病態が多数存在します。しかし近年の、サルコペニア・フレイルに代表される栄養関連領域の広がりや、高齢化に伴う疾病構造の変化とも相まって、食事療法のあり方にも、なお一層の多様性が求められているように思われます。

 こうした状況を踏まえ、今回の大会では腎不全、透析症例の医学的管理のうえで必要不可欠なテーマである便秘対応について、最新の考え方や治療選択について、この領域の第一人者のお一人である自治医科大学の味村俊樹先生に特別講演をお願いしました。また長年リン代謝の基礎研究に従事され、かつご自身も管理栄養士である徳島大学の瀬川博子先生に、栄養士の多様な活躍を知っていただく意味も込め教育講演をお願いしました。この他、CKD、腎不全、透析症例におけるたんぱく質制限のあり方を廻り、多様な意見がある事を知って頂く事を主眼としたミニシンポジウムも企画致しました。一般演題につきましては、特にテーマを定めず、腎臓病と栄養、食事に関する演題を基礎・臨床を問わず募集致しますので、振るってのご応募を是非お願い申し上げます。

 実り多き大会となりますよう、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

敬具